南相馬市は14日、酒気を帯びた状態で車を運転し、停車中の車に衝突する事故を起こしたとして、市商工労政課の男性課長(53)を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は同日付。
市によると、男性課長は3日、同市原町区で開かれたイベントで市長代理としてあいさつし、公務終了後、会場で飲酒をしたとみられる。その後、午後3時25分ごろ、酒気を帯びた状態で乗用車を運転し、同市原町区大木戸で駐車中の車両に衝突する事故を起こした。
市の聞き取りに、男性課長は酒気帯び運転を認めており、市は現行犯逮捕なども踏まえ、刑事処分を前に懲戒処分を行った。このほか、管理監督責任を負う商工観光部長の50代男性を厳重注意とした。南相馬署は任意での捜査を続けており、今後書類送検する方針。
