ホリさん「お酒飲んだらちょ、まてよ！」　飲酒運転撲滅へ動画とコースター

　飲酒の機会が増える時期を前に、いわき市内の３警察署と交通団体などが飲酒運転撲滅に向けて新たな施策に乗り出した。物まね芸人のホリさんが著名人に扮（ふん）して飲酒運転の根絶を訴える動画とコースターを製作。市民らに飲酒運転をしないよう呼びかけている。

　いわき中央署によると、同市での飲酒運転の摘発件数は８２件で、県内の３割以上を占めている。飲食店側からも客に呼びかけてもらおうと、コースターの製作を決めた。同署の一日署長を務めたホリさんにも協力を求め、ホリさんは「月９俳優」や「リアクション俳優」などに”七変化”して同市からの飲酒運転の追放を訴えた。

　いわき中央署で７日、完成披露式が行われ、阿部勝也署長は「一人でも多くの人が飲酒運転をしない、させない社会づくりのきっかけにしたい」と強調。いわき中央地区交通安全協会の佐久間比出男会長は「飲酒運転の抑止は一刻の猶予もない状況だ」と述べた。市内で酒類を提供する飲食店にコースターの配布を依頼するという。