福島市の30代女性が28日までに、警察官などを名乗る人物から暗号資産アドレスへの送金を指示され、約1690万円をだまし取られたと福島北署に届け出た。いわき市の80代女性も同日までに、現金840万円をだまし取られたといわき中央署に届け出た。両署は「なりすまし詐欺」事件とみて調べている。
両署によると、福島市の女性のスマートフォンに9月中旬、警視庁や岩手県警捜査2課の警察官や検事を名乗る男らから「あなた名義のカードでマネー・ロンダリングが起きている。身の潔白を証明するため資金を動かしてほしい」「お金を暗号資産にして送金してほしい」などと電話があった。話を信じた女性はLINE(ライン)のビデオ通話や音声通話で指示を受けながら預金約1690万円を暗号資産に換え、複数回に分けて指定された暗号資産アドレスに送金するなどした。
いわき市の女性には10月2日、警察官や検事を名乗る男らから「捕まえた犯人があなた名義の携帯電話を使っており、あなたに現金を渡したと言っている」「身の潔白を証明するために、あなたの口座に入っているお金の紙幣番号を調べて、あなたが犯人と関係があるか調べる」と電話があった。
話を信じた女性は男らの指示に従い、10月と今月の2回、現金計840万円を自宅の郵便ポストの下に置き、だまし取られた。
