会津信用金庫と会津若松市内の事業者は1日、会津の歴史的景観を生かした婚礼・催事プランの提供を始めたと発表した。最大35人ほどの比較的小規模な結婚式などを想定し、紅葉の名所とされる蚕養国(こがいくに)神社での神前式や歴史的建造物で郷土料理を提供する渋川問屋での会食を盛り込んでいる。
会津信金が中心となって企画し、七日町通りまちなみ協議会が実施主体となる。市内の事業者が連携して催事や会食を準備し、地域内で引き出物や衣装なども調達する仕組みを作った。将来的には近隣市町村での展開も狙うほか、渋川問屋を含む七日町通りの各店舗と連携を強め、会津の歴史や文化、地元食材を生かしたお宮参りや七五三などの催事も提案していく。
同市内でプランを発表した会津信金の星幹夫会長は「これまでにない魅力的な婚礼や催事プランを提供できる事業だ」と強調した。同神社の大泉瑞穂宮司、渋川問屋の渋川義満社長、同協議会の小畑匠さんも出席し、事業に関わる協定書に署名した。
