福島県会津若松市の関漆器店の工房で、蒔絵(まきえ)を施した年賀はがきの製作が最盛期を迎えている。縁起物や来年の干支(えと)「午(うま)」に金粉をあしらった繊細で優美なはがきが次々と完成している。
蒔絵年賀はがきは、シルクスクリーンという方法で絵柄を刷る。漆器で使う塗料を何回も塗り重ねた後に金粉や銀粉をまぶすため、最大18工程ほどかけて完成させる。社長の関盛夫さんは「一枚の絵として手に取ってもらい、一年中部屋に飾ってほしい」と話す。
絵柄は「起き上がり小法師(こぼし)」「干支宝尽くし」「初梅」「騎馬武者」「桜雀」の5種類。1枚770~990円。オンラインショップなどで購入できる。問い合わせは同店(電話0242・25・0151)へ。
