バレーボールSVリーグ女子のデンソーエアリービーズは6日、ホームの宝来屋ボンズアリーナで大阪Mに0―3でストレート負けし、2連敗となった。通算成績は8勝9敗で、順位は14チーム中9位に後退した。デンソーは次戦の7日もホームの同会場で大阪Mと対戦する。午後1時5分開始予定。

【評】デンソーは粘りを見せたが力負けした。第1、第2セットともにアウトサイドヒッター陣やミドルブロッカー横山のスパイク、相手のサーブミスでジュースに持ち込んだものの、いずれも競り負けた。第3セットはレシーブのミスや相手のブロックで失点を重ね、力尽きた。
第1、第2セットは接戦
王者の壁は高かった。デンソーは昨季日本一の大阪Mに攻守で一歩及ばずストレート負けを喫した。今季大阪Mから移籍したミドルブロッカー(MB)蓑輪幸は「自分たちのプレーをしようとベストを尽くしたが、追いつくことができなかった」と唇をかんだ。
相手アタッカーの緩急を付けたアタックなど多彩な攻撃に翻弄(ほんろう)され、終始劣勢となった。蓑輪は「こちらのパス(の精度)が悪くなるように打ってくるのが伝わってきた」と振り返った。
苦しい展開の中でもMB横山真奈が要所でスパイクを決め、第2セットのジュースなど接戦に持ち込む場面もあった。チームにいる6人のMBの中で、指揮官からスパイク決定率の高さを買われている横山。今季はAクイックとBクイックの「コンビネーションをしっかり使い分けできている」と手応えを語る。
しかし、奮闘もむなしく、最終第3セットはレシーブの乱れやミスで流れを渡し、大差を付けられた。蓑輪は「良くなかったところは修正し、ベストのプレーができるようにしたい」と、古巣からの勝利を誓った。
