「なりすまし詐欺」被害を防いだとして、双葉署は4日、川内村の川内郵便局と局員の大平宏和主任(48)に署長感謝状を贈った。同日、双葉署で感謝状贈呈が行われ、吉田浩道署長が功績をたたえた。
同署によると11月10日午前9時半ごろ、60代男性が川内郵便局で「ATMの送金額の上限を200万円まで上げてほしい」と申し出た。大平主任が理由や現金の使途を尋ねたが、男性は「携帯電話の支払いがある」などと曖昧な回答をした。
不審に思った大平主任が男性から詳細に話を聞いたところ、携帯電話のトラブルの解消名目で現金を振り込むように言われていたことが判明。遠藤隆行局長に報告し、警察に通報したことで被害を防いだ。
吉田署長は「最後のとりでとして、これからも声かけや注意喚起を続けてほしい」と感謝した。大平主任は「詐欺被害を食い止めるため、お客さまから丁寧に話を聞くなどの取り組みを続けていきたい」と語った。
