製品評価技術基盤機構(NITE)によると、暖房器具による火災件数は例年12月にピークを迎える。NITEは、火災を防ぐために、暖房器具点検の重要性を訴えている。
NITEに寄せられた製品事故情報によると、昨年までの5年間に暖房器具が原因となった火災は全国で523件あり、このうち電気ファンヒーターなどの「電気暖房器具」と石油ストーブなどの「石油暖房器具」が約8割を占めた。県内では福島市で過去に、干してあった洗濯物や、就寝中の寝返りなどで落ちた布団が暖房器具に接触し、火災になった事例があるという。
暖房器具点検の主なポイントは【表】の通り。本体に変色や変形など異常がないか確認し、昨シーズンの灯油ではなく新しいものを使うことが大切という。福島市消防本部は「暖房器具の点検や取り扱いに注意して生活してほしい」と呼びかけている。
