福島県関係3人が単独立候補 衆院選・比例代表東北ブロック

 

 第48回衆院選は10日公示され、12日間の選挙戦が始まった。本県関係の比例代表候補は、東北ブロック(定数13)に3人が比例単独で立候補した。

 希望の党元職の宇佐美登候補(50)=名簿順位19位、公明党前職の真山祐一候補(36)=同2位、諸派・幸福実現党新人の矢内筆勝候補(56)=同1位=がそれぞれ立候補した。3候補は10日、県内で第一声を放った。

 また、県内の5小選挙区に立候補した自民、希望、維新、社民の11人が比例東北に重複立候補した。

 「原発ゼロ」実行する 希望・宇佐美候補

 希望元職の宇佐美登候補、いわき市=は同市のJRいわき駅前で第一声。宇佐美候補は「原発ゼロ実行」を掲げ「復興が後退局面になっている。いわき、浜通りの経済を立て直していく」と力を込め、行政改革も進めるとした。

 震災復興成し遂げる 公明・真山候補

 公明前職の真山祐一候補=郡山市=は同市のJR郡山駅前で第一声。真山候補は「震災からの復興を何としても成し遂げなければならない」と強調し、政策面では私立高の実質無償化など、教育費の負担軽減を示した。

 北ミサイルから守る 諸派・矢内候補

 諸派新人の矢内筆勝候補=金山町出身=は福島市のJR福島駅前で第一声。矢内候補は「北朝鮮のミサイルから国民を守るため、国防に力を入れ、核シェルターの設置を進めていく。消費税減税にも取り組む」と語った。

 本県ゆかりの3候補届け出

 本県ゆかりの候補も立候補を届け出た。いずれも共産党新人で茨城1区から大内久美子氏(68)=須賀川市出身、茨城2区から星野文雄氏(69)=栃木県大田原出身・平二高卒、岐阜4区から籠山恵美子氏(63)=いわき市出身・磐城女高卒=が立候補した。