【データで見る福島県選挙区】対決構図、政治基盤、年齢別構成

 

 東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から3回目の衆院選が10日、公示された。有権者数などの政治基盤や候補者の年代別構成などがどう変化したのか、県内5小選挙区の争いをデータから探った。

 1、2、5区に女性候補

 県内5小選挙区は、全選挙区に候補者を擁立した与党・自民党と、野党の希望、共産、維新、社民の各党、民主系の無所属が対決する構図になった。希望は2、4、5区、共産は2、3、4、5区、維新は2区、社民は4、5区に候補者を擁立した。
 立候補者17人のうち、女性は3人。3区と4区は男性のみの戦いとなった。

 候補者平均年齢58.7歳

 県内の5小選挙区に立候補した17人の平均年齢は58.7歳で、前回と比べ1.8歳上がった。年代別で最も多いのは60代の10人。次いで50代と40代が各3人、30代1人の順。最高齢は69歳で、最年少は37歳。

 候補者1人当たり有権者は9万5651人

 県全体では総有権者数162万6069人に対し、5小選挙区に17人が立候補しており、1人当たりの有権者数は9万5651人となった。選挙区ごとでは、前職同士の一騎打ちとなった1区が候補者1人当たり20万9126人と最も多い。次いで3区(立候補者3人)の9万1579人、2区(同4人)の8万8215人、5区(同4人)の8万3053人。4人が立候補した4区は6万2002人で最少となった。