郡山市の投票率51.37% 衆院選・福島2区、戦後2番目の低さ

 
開票作業に当たる市職員ら=郡山総合体育館

 22日に投開票が行われた衆院選の福島2区で、郡山市内の投票率は51.37%(男性51.41%、女性51.32%)と、戦後最低だった2014(平成26)年の47.54%を3.83ポイント上回った。市選管は要因の一つに「新党結成や野党再編の動きが有権者の関心を高めた」とする一方、投票率は戦後2番目に低い数字と伸び悩んだ。

 投票率を地区別に見ると、市内全地区で前回を上回った。最も高かったのは湖南の68.40%と唯一6割を超え、前回から6.81ポイント増加した。最も低かったのは富久山で48.91%だった。

 期日前投票は6万436人(前回4万918人)と、県内市町村で最多。市選管は、台風21号による天候悪化への懸念が早めの投票につながったとみているが、投票日当日は伸びず「天候に恵まれなかった上、突然の衆院解散で事前の周知が十分できなかった」ことを背景に挙げた。

 市選管は今後、投票率向上に向けて「より有権者の目に見える形の方策を検討し、周知していく」とした。

 また、同市の郡山総合体育館で行われた開票作業では、票の確認のため、小選挙区、比例代表の終了時間が予定より約45分ずつ遅れた。