立民・鳥居氏、比例東北に擁立へ

 

 立憲民主党の平野博文選対委員長は12日の衆院選公認候補を発表した記者会見で、福島5区からの出馬を断念した新人で元県議の鳥居作弥氏(47)について、比例東北ブロックに擁立する方針を明らかにした。比例の候補は近く発表する。

 鳥居氏の処遇を巡り、平野氏は「現時点での政治状況を含め、鳥居氏本人から比例の候補として専任をしたいという声があったので了承した」と説明した。

 立民福島5区総支部は、比例東北ブロックの名簿で小選挙区との重複立候補者に次ぐ順位に鳥居氏を登載するよう党執行部に求めており、順位が焦点となる。

 立民は同日の常任幹事会で、鳥居氏が公認の前提となる福島5区総支部長を辞退し、選挙区からの立候補を取りやめると決定した。

 福島5区には自民党現職の吉野正芳氏(73)=7期=と共産党新人の熊谷智氏(41)が立候補する予定だ。