「脱原発」の必要性強調 志位共産党委員長が来県

 
演説する志位氏

 共産党の志位和夫委員長は21日、衆院選の候補者応援のため来県し、福島市で演説した。

 新型コロナウイルス感染症の政府の対策を巡り「緊急事態宣言中の東京五輪・パラリンピックの開催で国民に間違ったメッセージが伝わり、感染爆発が起きた。反省が必要だ」と批判した。その上で「いつでも誰でも何度でもPCR検査ができるようにして感染の火種を消す。第6波が起きないようにする」と検査の拡充を訴えた。

 原発については「ひとたび事故を起こせば最悪の環境破壊になる。一時ではなくずっと続くことを福島第1原発事故で実感した。原発ゼロの決断を強く求めたい」と「脱原発」の必要性を強調した。政権交代のためには本気の野党共闘が必要だとし「1票で政治を変えられる。みんなで力を合わせて政権交代を始めよう」と意気込んだ。