支持拡大へ走る、公示後初の週末 福島県5小選挙区の立候補者

 

 衆院選公示後初の週末となる23日、県内5小選挙区の立候補者は選挙区内を巡り、街頭演説などで支持を訴える。
 
 【1区】金子恵美候補は出身地の伊達市のほか国見、桑折、川俣各町などで遊説を展開する。各地区で街頭演説を重ね、支持を訴える。亀岡偉民候補は大票田の福島市に入り、松川町や飯野町など南東部を中心に回る。両地区を含む市内3カ所で個人演説会に臨む。

 【2区】馬場雄基候補は終日、郡山市内で遊説を展開する。総決起大会を開くほか、大型商業施設などで街頭演説をして浸透を図る。根本匠候補は郡山市東部の西田町から遊説をスタートし、本宮市の市街地や大玉村に選挙カーを走らせて支持拡大を訴える。

 【3区】両陣営とも大票田となる地域で遊説する。上杉謙太郎候補は須賀川市を起点に鏡石町、天栄村を巡り、知名度向上と与党の実績の周知を図る。玄葉光一郎候補は前回苦戦した白河市を中心に回って政策を訴え、選挙戦後半に弾みをつけたい考え。

 【4区】小熊慎司候補は会津若松、喜多方両市のほか、両市周辺に位置する西会津、会津坂下両町を巡る。菅家一郎候補は会津若松市を中心に、26日に町議選告示を控える会津美里町も網羅する方針だ。両陣営とも、鍵となる大票田での支持拡大に奔走する。

 【5区】両陣営とも震災被災地を意識した遊説ルートとなった。熊谷智候補はいわき市内各所にある被災者が入居する団地や公営住宅を巡り、政策の浸透を図る。吉野正芳候補は広野、楢葉、富岡各町など双葉郡の町村を順に回り、復興重視の姿勢を強調する。