衆院選、期日前投票1.4倍 福島県前回比、5日間で10万4850人

 

 県選管は25日、衆院選公示翌日の20日から24日までの期日前投票者数を発表した。5日間で10万4850人が投票し、2017(平成29)年10月に行われた前回の同時期の1.4倍(3万271人増)となった。県選管は「関心の高まりや新型コロナウイルス感染症の影響による分散化などが考えられる」としている。

 市町村別で投票者数が最も多かったのは、福島市の1万9238人で、郡山市1万8722人、いわき市1万1423人と続いた。増加率が最も高かったのは玉川村で、前回から146.75%増の380人が投票を終えた。このほか下郷町、中島村、南相馬市、柳津町、天栄村、檜枝岐村、浅川町が前回から倍増している。

 投票を済ませたのは有権者全体の6.65%。県選管は増加について、期日前投票の制度の定着が背景にあるとした上で「分析はできていないが関心の高まりに加え、新型コロナや秋の行楽シーズンに伴う分散化が進んだ可能性がある」としている。前回は最終的に23.77%に当たる38万5911人が期日前投票を行った。

 また県選管は、24日現在の不在者投票者数も発表、同日までに各選管に届いた不在者投票は323件だった。投票用紙は9155件を交付した。