18歳高校生の思い乗せ 原町高、バス活用し衆院選・期日前投票

 
初めての1票を投じる生徒=田村高同窓会館

 衆院選の期日前投票で、南相馬市選管は25日、同市の原町高にバスを活用した移動式投票所を設けた。

 市選管によると、バスによる移動式投票所を高校に設置するのは県内初めて。同市に選挙権がある18歳以上の生徒と教職員合わせて52人がバスの中で投票用紙に記入し、投票した。

 初めての投票を済ませた3年の渡部俊哉さん(18)は「緊張したが、自分の1票で未来をつくれるという責任感と価値のある行動だと思った」と話した。

 バスによる移動式投票所は若年層の政治への関心と投票率向上につなげる狙いで、26日に小高産業技術高、28日は相馬農高を巡回する。

 田村高18歳も「責任感じた」

 若者の投票率向上につなげようと、三春町の田村高に25日、期日前投票所が設けられた。選挙権を得たばかりの18歳の生徒が1票を投じた。

 3年の佐藤未空(みそら)さん(18)=同町=は「投票する責任を感じ、とても緊張した。選挙について親と話し合い、自分なりに投票先を考えた。国会議員の人たちには日本を背負い、先導する気持ちを持ってほしい」と話した。三春町選管が前回参院選に続き、同校敷地内にある同窓会館に投票所を設けた。