「子育て、教育を国家戦略に」 山口公明代表が福島県来県演説

 
街頭演説をする山口公明党代表

 公明党の山口那津男代表は27日、衆院選の候補者応援のため来県し、福島市などで街頭演説した。

 山口氏は「国民の声を聴き、謙虚な姿勢で真摯(しんし)に政権運営に努める。これが自公連立政権の原点」と訴えた上で「両党から閣僚を出し合うことが本物の連立政権」と指摘した。一方、立憲民主党が政権交代を実現した場合に、共産党は閣外協力するとした合意について、批判した。

 また、新型コロナウイルス感染症の対応として給付した「特別定額給付金」や、来年4月運用予定の不妊治療の保険適用など、連立政権に参画してきたことで実現した取り組みを示し、今後は「子育て、教育を国家戦略にしなければならない」と強調した。子どもの医療費無料や18歳以下の子どもへの10万円給付などの支援策を掲げ、公明党の比例東北での2議席獲得に向けて支持を訴えた。