福島県内5小選挙区当選者はこんな人(敬称略)

 

1区 金子 恵美 (56) 立民前 「妹のエールが励み」

211101kaneko1-1.jpg 障害のある妹との日々が政治の原点。政治活動をつぶさに観察してくれる存在で「よくやった」「さすがわがあね」など、メールでのエールが励みの一つだ。

 震災、原発事故から10年が過ぎたが「節目でも何でもない。『心の復興』を進めなくてはならない」。自身を「政治家ではなく『地域活動家』」と言うように、被災者や現場の声を聞きながら「人」を中心とした復興・再生を目指すつもりだ。

 【略歴】福島大大学院教育学研究科修了。衆院2期。党東日本大震災復興本部事務局長、党県連代表。参院1期、復興政務官。伊達市

2区 根本  匠 (70) 自民前 「運動好きで汗流す」

211101nemoto2ku-2.jpg 復興相などを歴任した8期25年の経験から「一人一人と絆をつくり上げていくことが私の政治の原点」と初心を忘れない。「福島の復興、そして日本の未来を導いていく気概と責任を大事に、政治家として歩みたい」と9期目の覚悟をにじませる。

 運動好きで在京時はジョギングで汗を流すが、最近は多忙を極め時間を確保できていない。「趣味が仕事になったら良くないと思っているんだけど」

 【略歴】東大経済卒。衆院8期。党中小企業・小規模事業者政策調査会長、復興加速化本部長代行。厚労相、復興相、衆院復興特別委員長。郡山市

3区 玄葉光一郎 (57) 立民前 「映画で人生豊かに」

211101genba3k-3.jpg 「次の任期では、政治家として勝負を懸けたい」と節目となる10期目への決意を語る。

 松下政経塾で学んだことをきっかけに政治家を志した。それ以来、議員としての大きな政治テーマは「地方の発展」だ。「大都市一極集中で日本が衰退する前に、政治が決断する必要がある」と力を込める。

 趣味はジム通いや書道、映画観賞。「映画は人生を豊かにしてくれる」と、しみじみ語る。

 【略歴】上智大法卒。衆院9期。党副代表、党東日本大震災復興本部長。外相、国家戦略担当相、民主党政調会長。田村市

4区 小熊 慎司 (53) 立民前 「会津語る動画投稿」
 
211101oguna4k-4.jpg 「ふるさと発展のため力を尽くしたい」と志を新たにする。

 小学5年生の時に国境なき医師団の活躍を知ったのが原点。母親の「野口英世のような素晴らしい人物を100人育てる方法を考えて」との言葉をきっかけに、政治家を志した。最近、動画投稿サイト「ユーチューブ」にチャンネルを開設した。「はい、議長」と手を挙げ、会津の好きな食べ物や妻とのなれ初めを語る動画を投稿している。

 【略歴】専大法卒。衆院3期。参院1期、県議2期、会津若松市議1期、衆院議員秘書。会津若松市

5区 吉野 正芳 73 自民前 「好物は『常磐もの』」
 
211101yoshino5k-1.jpg 「これまでも『心の復興』に重点を置いてきた。被災者の立場で考えることが重要で、その思いは今も同じだ」。8選にも思いは変わらず、復興を進めていく覚悟だ。

 若者が古里で暮らしていけるようにしたいと、政治の世界に身を投じた。今後も活動を続ける上で「健康」を大切にする。朝の日課の散歩などで体力を維持。本県沖で取れた「常磐もの」などの魚料理を好んで食べる。

 【略歴】早大商卒。衆院7期。党東日本大震災復興加速化本部長代理。衆院農水委員長、復興相、環境副大臣、文科政務官。いわき市