19歳投票率4.98ポイント増 福島県・衆院選、ネット啓発浸透か

 

 県選管は6日、10月に行われた第49回衆院選の年代別投票率を発表した。2017年の前回衆院選と比べ、18歳は1.01ポイント増の50.98%、19歳は4.98ポイント増の32.94%となり、19歳の上昇幅が最も大きかった。

 70代の74.77%(前回比0.99ポイント増)が最も高く、20代の35.10%(同2.67ポイント増)が最も低かった。10代は41.98%(同2.72ポイント増)と20代に次いで低く、依然として若年層の投票率の低さが目立つ。

 ただ、50、60代を除く全ての年代は前回を上回った。県選管は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で街頭啓発などが制限された半面、インターネットや会員制交流サイト(SNS)を活用した投票の呼び掛けに力を入れ、若い世代などに浸透したことが上昇の一因とみている。全体の投票率は58.01%で、前回より1.32ポイント上がった。