【2023の顔】坂元 一渚璃 FW 背番号26 / 肉体強化した成長株

 
さかもと・いおり 兵庫県宝塚市出身。身長184センチ。今季オフに運転免許取得を検討中。第5節で加入後初出場。18歳。

 学校初の高卒プロサッカー選手として母校報徳学園高(兵庫県)から期待を受けるダイヤの原石。「大学に行くか迷ったが、人生は一度きりだからチャレンジをしようと決めた」と力強い。

 開幕前の肉体強化では70キロだった体重が77キロまで増量。「相手と当たったときに負けたりぶれたりしなくなってきた」と効果を実感している。80キロまで増やすことが今季の目標だ。

 現在はユース選手と同じ寮で生活。ただユース選手とは生活リズムが違うため、行動を共にすることは少ない。「少し寂しいです」

 同期入団の先輩と外出することが多い。「デュー」ことFW近藤慶一と映画を見に行ったほか、DF辻岡佑真とはサイクリングでいわきの自然を満喫した。

 クラブからは「日本のジルー(フランス代表FW)になれる」と期待を受けたが、「レバンドフスキ(ポーランド代表FW)の方がうれしかった」と本音が漏れる。万能型FWを目指しており、日本人のお手本は日本代表FW町野修斗(J1湘南ベルマーレ)。ゴール後のパフォーマンスでもおなじみの町野に習い、「自分も何かやってみたい」とプロ初ゴールへ思いをはせる。