「いわきFC」が7発快勝、3回戦に駒進める 天皇杯福島県予選

 
【いわきFC―東日本国際大サッカー部】前半15分、いわきFCのFW平岡が先制ゴールを決める=相馬光陽サッカー場

 サッカーの第21回県選手権大会・第96回天皇杯全日本選手権県代表決定戦第4日は10日、相馬市の相馬光陽サッカー場などで2回戦6試合が行われ、Jリーグ参入を目指すいわきFC(県社会人リーグ2部)は7―0で東日本国際大サッカー部を破り、3回戦に駒を進めた。

 いわきFCは前半15分、右サイドからのパスに合わせたFW平岡が右足でネットを揺らして先制、前半を1―0で折り返した。後半に入ると、5分にDF金城がペナルティーエリア外からのFKを直接決めて追加点。その後、平岡とFW片山の2人で5ゴールを挙げ快勝した。

 いわきFCは次戦の17日、いわき市のクレハグラウンドで福島医大サッカー部と対戦する。午後1時開始予定。

 初先発平岡がハット 「結果残すこと意識」

 「得点、アシストで結果を残すことを意識した」。6月のチーム合流後、公式戦で初先発したFW平岡将豪は先制点を含む3得点1アシストの活躍、チームの勝利に貢献した。

 前半15分、「相手より先に動き出してタイミングを合わせた」と、相手DFのマークを外してゴール前へ。右からのパスを冷静に流し込み、均衡を破った。

 後半も持ち前の相手DFの背後を突く鋭い動きで得点を重ねた平岡だが、「オフサイドが多かった」と振り返り、「仲間との連係を突き詰めていきたい」と課題を確認。「難しい試合もあると思うが、最大の目標は優勝。負けられない戦いが続く」と表情を引き締めた。