「クラブハウス」17年春開所へ いわきFC、工事の安全祈る

 
工事の安全を祈る(左から)ハウストラ監督、大倉社長、今手専務ら

 サッカーJリーグ参入を目指すいわきFCのクラブハウスが来年4月にも、いわき市にオープンする。選手のロッカールームやトレーニングルームを備え、オフィシャル・パートナーである福島民友新聞社との共同プロモーションルームも設置される。22日、同市で安全祈願祭が行われ、関係者が工事の安全を祈った。

 クラブハウスは、同FCを運営するいわきスポーツクラブの親会社で世界的スポーツ用品メーカー、アンダーアーマー(米国)の日本総代理店「ドーム」が整備する。同市常磐上湯長谷町にある物流センター「ドームいわきベース」の敷地内に造られ、鉄骨3階建てで延べ床面積は約4360平方メートル。クラブハウスに隣接する人工芝の練習場は11月にも完成する。

 クラブハウスには同じくオフィシャル・パートナーのフリーコムが英会話教室「FreecomいわきFC校」を開校する。一般の人が利用できる商業施設としてアンダーアーマーの直営店やカフェスペースなどが設けられ、飲食を楽しみながら選手の練習風景を見ることができる。

 安全祈願祭には、いわきスポーツクラブの大倉智社長、同FCのピーター・ハウストラ監督と選手をはじめ関係者約50人が出席。ドームの今手義明専務、大倉社長らが玉串をささげた。大倉社長は「地域に貢献できるクラブを目指して、多くの親子が楽しめるクラブハウスになることを願う」と話した。