いわきFC、東北クラブサッカー優勝 福島県勢6年ぶり全国へ
サッカーの第23回全国クラブチーム選手権大会東北予選会最終日は5日、山形市球技場などで準決勝、決勝が行われた。Jリーグ参入を目指す本県第1代表のいわきFCは決勝に進出、八幡平トーレゾール(岩手県第1代表)に3―2で競り勝ち、県勢では安積スコーピオン(郡山市)以来6年ぶりとなる全国大会出場を決めた。
日本フットボールリーグ(JFL)昇格につながる8月の全国社会人サッカー選手権大会東北予選会に続き、いわきFCは本年度の東北大会2冠を達成、チームの発足後四つ目のタイトルを獲得した。全国大会は10月8~11日の4日間、和歌山県で開かれる。
いわきFC、目標『J』へまた一歩
天皇杯全日本選手権大会県代表決定戦の激戦からわずか約2週間。猛暑の4連戦となったサッカーの第23回全国クラブチーム選手権大会東北予選会で優勝したいわきFCは、チームの総合力と地力を見せつけた。二つ目の全国大会出場を決め、Jを目指すチームがいよいよ全国のスタートラインに立つ。
10月のクラブチーム選手権大会はチーム初の全国の舞台。全国社会人サッカー選手権大会のような上位リーグ昇格などはないが、いわきFCの名を全国に知らしめる絶好の機会。主将古山瑛翔(えいと)選手(22)は「自分たちの力を全国でどれだけ発揮できるか楽しみ」とし、「各地域を勝ち抜いた実力あるチームがそろうが目標は優勝」と意気込む。
いわき市からもサポーターが会場に駆け付け、暑さに負けない声援を選手に届けた。同市の会社員小口淳さん(47)は「試合をこなすごとに成長を感じる。全国の強豪との戦いは今後、上を目指す上で避けられない。これからも応援していきたい」と期待を込めた。
ピーター・ハウストラ監督(49)は「二つ全国大会がある10月はエキサイティングな月になる」と晴れやかな表情を見せた。
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