いわきFCが4強逃す、今季JFL昇格ならず 全国社会人サッカー選手権

 
【ヴィアティン三重―いわきFC】試合終了間際、右からのクロスからいわきFCのFW菊池(左)がヘディングシュートを放ったが、ゴールポストに阻まれる=新居浜市営サッカー場

 サッカーの第52回全国社会人選手権大会第3日は24日、愛媛県の新居浜市営サッカー場などで準々決勝4試合が行われ、Jリーグ参入を目指す東北代表のいわきFC(県社会人リーグ2部)は東海代表のヴィアティン三重(三重県、東海社会人サッカーリーグ1部)と対戦し、0―2で敗れた。今大会上位チームに与えられる「全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016」への出場権を逃し、結成1年目での日本フットボールリーグ(JFL)昇格決定はならなかった。

 終了間際、ポストに阻まれる

 シュート21本を放たれるなど相手の猛攻を前に、得点を奪うことができなかったいわきFCが、準々決勝で姿を消した。
 いわきFCは前半5分、自陣でパスを奪われると、ゴール前にボールを運ばれ先制点を献上。その後も、反撃の糸口をつかめず、前半を0―1で折り返した。後半は、後方からのロングパスを中心に攻撃を仕掛けた。試合終了間際には、FW菊池のヘディングシュートが決まるかと思われたが、惜しくもゴールポストにはじかれた。直後のCKでは、GKクルルも攻撃に加わったが相手にクロスをカットされ、カウンターから2失点目を喫し、力尽きた。