いわきFCロゴが「田んぼアート」に 絵柄に沿って田植え体験

 
絵柄に沿って苗を田んぼに植える参加者

 いわきFC(県社会人サッカーリーグ1部)のロゴマークの絵柄の「田んぼアート」を作る田植え体験は14日、いわき市四倉町の農産物の6次産業施設「農と食の体験ファーム ワンダーファーム」に隣接する水田で行われた。参加者は絵柄に沿って色の異なる雑穀米の苗を植えた。

 ふくしまたんぼアートプロジェクト(市川英樹代表)の主催。同市の農業復興のアピールと観光復興が目的で、スポーツの力で本県の復興を後押ししていることからいわきFCのロゴマークを絵柄に選んだ。

 田植えには県内外から約100人が参加した。参加者は絵柄に沿って赤や紫の苗を丁寧に手で植えた。ロゴの「IWAKI」の部分に苗を植えたふたば未来学園高3年の佐藤勇樹さん(17)は「早く稲が成長して完成するのを見たい。たくさんの人にも来てほしい」と「田んぼアート」の完成を心待ちにした。

 「田んぼアート」の絵柄は、6月中旬から水田で見られるようになり、稲を刈り取る9月ごろまで維持される見通し。