「いわきFCパーク」6月10日開館 商業施設複合型クラブハウス

 
6月10日にオープンする「いわきFCパーク」のエントランスイメージ

 サッカーJリーグ参入を目指すいわきFC(県社会人リーグ1部)を運営する、いわきスポーツクラブ(大倉智社長)は19日、福島県いわき市に建設を進めている日本初の商業施設複合型クラブハウス「いわきFCパーク」を6月10日にオープンさせると発表した。入居店舗がそろう7月15日にグランドオープンする。

 同施設は、スポーツ施設を中心に地域経済を活性化させる欧米型の都市開発がモデル。市や市民のシンボルとなり、スポーツが持つメディア発信力と、いわきFCの集客力で地域と一体となった都市の成長サイクルを生み出す狙い。

 復興と社会価値の創造のいわきFCの理念に賛同した飲食店やスポーツジムなど東北初出店も含め9店舗が入居する。また1階には催事スペースなどとして活用できるプロモーションコーナーが設けられ、いわきスポーツクラブと福島民友新聞社が共同運営する。

 6月10日はアウトレットのアンダーアーマー直営店(県内初)や、同クラブが運営するカフェなど4店舗が先行オープンする。7月15日にはアンダーアーマー(米国)の日本総代理店「ドーム」が運営するスポーツジムや、すき焼き店「浅草今半」、名古屋名物みそかつの老舗「矢場とん」など5店舗が開店する。

 同施設はいわきFCの練習拠点「いわきFCフィールド」と、ドームの物流拠点「ドームいわきベース(DIB)」に隣接している。