いわきFC、公式戦など映像「ネット配信」 クラブ独自は国内初

サッカーのいわきFCを運営する、いわきスポーツクラブ(いわき市、大倉智社長)が今季から開始した公式戦や練習試合、記者会見などをインターネット配信する独自のサービス「いわきFC TV」が好評だ。4月に無料配信した天皇杯1回戦の視聴者数は3000人を突破。同クラブは将来的に自前で放送局を運営する欧州のクラブのように内容を充実させ、課金制度を採用することも検討しており、関係者の注目を集めている。
クラブの情報発信力を強化し、サポーター獲得を目指す取り組みで、Jリーグ所属クラブを含めサッカークラブの独自配信はいわきFCが国内初という。
映像の撮影・制作、配信は同クラブの親会社で、米スポーツ用品メーカー「アンダーアーマー」の国内総代理店ドームの放送事業部門に委託。現在は無料(データ通信料は自己負担)で、公式戦から記者会見まで幅広く映像を配信しており、いわきFCホームページ内からいつでも視聴できる。
4月23日に福島市で行われた天皇杯1回戦は、大倉社長自らが試合を解説して生中継で配信。視聴者数は会場の観客数439人の約8倍となる約3400人に上り、現地で観戦できないサポーターに好評だった。
「ネット配信の時代に、あらゆるコンテンツを配信して新たな価値をつくり、いわきFCの存在を全国に知らせたい」と大倉社長。今後、提供する内容をより充実させ、新たなサービスなども展開する計画で、欧州などのクラブと同様に有料のサービスなども想定している。
大倉社長は「放映に必要な条件をクリアできれば、天皇杯2回戦の北海道コンサドーレ札幌(J1)戦の配信を課金でトライしたい」と新たなスポーツビジネスの確立も視野に入れる。
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