いわきFC、13発完勝 福島県社会人リーグ

 
【いわきFC―NC倶楽部】2アシストを決め、自身も1ゴールを挙げたDF五十嵐陸(22)=いわきFCフィールド

 サッカーの第43回県社会人リーグは6日、いわき市のいわきFCフィールドで1部の第8節1試合が行われ、いわきFCはNC倶楽部(県北)に13―0で完勝した。

 3―4―3の布陣で臨んだいわきは前半、両サイドからの展開で終始攻めの形を作り、前半はFW飯干の2得点を含む4―0で折り返すと、後半も開始間もなく、飯干からのコーナーキックにDF五十嵐が頭で合わせて加点したほか、NC倶楽部を体力の差で圧倒し、飯干と高柳だけで10得点を挙げた。いわきは前半途中から、FW片山が負傷退場したため10人で戦った。

 五十嵐及第点、3得点に絡む

 「失点しなかったことは良かったけど、もっとサイドから駆け上がってクロスで終われればよかった」と1ゴール2アシストで3得点に絡んだDF五十嵐陸は振り返った。

 右サイドバックでフル出場した五十嵐は「必ずアシストする」という目標通り、サイドから攻撃に参加しFW飯干雄斗の動きだしに合わせてクロスを上げ先制点を演出した。後半も1アシストを挙げたが自陣でプレーすることが多く「後半は10人だったのでなかなか前に出られなかった」と悔やんだ。

 チームが「結果だけでなく、体力面を追い込むことを意識した」という試合は、後半に入って選手一人一人がやらなければいけないことを自覚することでより攻撃的になった。五十嵐は「どんな状況でも積極的に攻撃に参加できるようにしたい」と新たな課題を見つけて次に臨む。