いわきFC大勝、19歳高橋が攻守の起点 福島県社会人リーグ

 
【いわきFC―FCアルカトラズ】自身2度目のキャプテンマークを巻き攻守で奮闘した、いわきFCの高橋=いわきFCフィールド

 サッカーの第43回県社会人リーグは1日、いわき市のいわきFCフィールドなどで1~3部の第9節計8試合が行われた。いわきFCはFCアルカトラズ(県北)に9―0で大勝した。

 試合2日前に誕生日を迎えたいわきFCのMF高橋大河(尚志高卒)が左腕にキャプテンマークを巻いた。「いつもと変わらず、力まずにプレーできた」と大役を終えた19歳は安堵(あんど)の表情を見せた。

 いわきFCでゲームキャプテンを務めるのは2度目。中盤を守るMFだったが、7月からDFとして相手攻撃を阻みゴールを守っている。この試合も左サイドバックでフル出場。最終ラインの一角として奮闘した。後半13分にはクロスをゴール前に上げ、攻撃の起点にもなった。

 試合後、サポーターらに「ハッピーバースデー」の歌で祝福された高橋。チーム加入から5カ月がたち「やっといわきFCの一員として認められたような気がします」と照れながら笑顔を見せたが、14日に始まる全国社会人サッカー選手権について問われると「責任感を持ってピッチに立ち、勝利を目指す」と表情を切り替えた。