いわきFC・平岡が強烈ボレーシュート 福島県社会人リーグ

 
【バイオレッツ信夫ドリーム―いわきFC】前半23分、右サイドからのクロスを胸でトラップし、ボレーシュートを放ついわきFCのFW平岡(10)=十六沼公園サッカー場

 サッカーの第43回県社会人リーグは8日、福島市の十六沼公園サッカー場などで1部と2部の第10節計4試合が行われた。1部のいわきFCはバイオレッツ信夫ドリーム(県北)に11―0で勝利した。

 残り2試合のいわきは勝ち点24を獲得しており、同じく2試合を残す2位のF.F.C.松下(県北)が勝ち点19で追っている。

 全社へ調整バッチリ

 「全社(全国社会人選手権大会)に向けて整った。本番でもいつも通りのプレーでチームを盛り上げたい」。強烈なボレーシュートを決めるなどいわきFCのFW平岡将豪は順調な調整ぶりを披露した。

 腰などの負傷で約1カ月間離脱、約4週間前に復帰した。リハビリでついた脂肪で72.6キロだった体重を69キロに絞るなど体のコンディションを整えてきた。「(体重も体調も)今ぐらいがベスト」と答える平岡は前半23分、味方のクロスを胸トラップし、高く上がったボールをジャンピングボレーでネットに蹴り込んだ。

 13日に開幕する「全社」前の最後の公式戦だったため、田村雄三監督はこの試合の後半、攻撃的な選手を次々に投入し、FW陣の層の厚みを再確認した。

 競争が激しいFW陣の中で平岡は前半のみの出場だったが、PKを含めて2ゴールとしっかりとアピール。「選手同士でレベルを高め合い、もちろん優勝します」。はっきり言い切る平岡に迷いはない。