いわきFC、全国クラブ選手権「連覇」 今季7冠、新戦力躍動

 
大会2連覇を飾り、今季7冠を達成したいわきFCイレブン=岩手県・遠野運動公園陸上競技場

 サッカーの各都道府県社会人リーグ所属チームが競う第24回全国クラブチーム選手権大会は最終日の31日、岩手県遠野市の遠野運動公園陸上競技場で決勝が行われた。いわきFC(東北第1代表、県社会人リーグ1部)は東海代表のAS刈谷(愛知県リーグ2部)を5―1で破り、2連覇を果たした。いわきは今季、七つ目のタイトル獲得。

 いわきは前半24分にオウンゴールで先制。同32分にFW吉田知樹、同35分にFW平岡将豪が立て続けに得点し、突き放した。後半18分にDF高橋大河が4点目を決め、同35分に刈谷に1点を許したが、同ロスタイムに平岡が自身2点目を決め、快勝した。

 尚志卒・堀江、高橋が勝利貢献

 岩手県遠野市で行われたサッカーの第24回全国クラブチーム選手権大会を制し、昨年に続いての2度目の全国制覇を果たしたいわきFC。決勝では、3月に尚志高を卒業したばかりのGK堀江亮博(18)=須賀川市出身=とDF高橋大河(19)=千葉県市原市出身=が躍動した。

 先発出場の高橋は縦への突破力を生かした攻撃で1ゴール。後半19分から途中出場し、1点を奪われたものの堂々としたプレーを見せた堀江は「人生でなかなか経験できない日本一になった。チームの仲間に感謝したい」と高校時代に果たせなかった全国制覇に満面の笑み。「大きな舞台で経験を積ませたかった」と2人を送り出した田村雄三監督(34)の期待に応えてみせた。