いわきFC、2017年総括「夢への一歩(上)」 攻撃的な戦略継続

本格始動2年目のシーズンを終えたサッカーのいわきFC。県社会人リーグ1部優勝や全国クラブチーム選手権大会2連覇など7タイトルを獲得し、東北社会人リーグ2部への昇格を決めた。田村雄三監督が就任した今季の戦績は公式戦31勝2敗。J参入を目指すチームの1年を振り返る。
今季体制一新
今シーズン、チームは体制を一新。昨年から今年にかけて退団12人、残留14人、新加入12人と、選手の約半数が入れ替わった。常に前線を意識し、走り続ける攻撃的サッカー。明確な戦略を変えることなく続けるため、まずチームは戦術にマッチする選手を求めた。
チーム強化の成果が象徴的に表れたのが、6月の天皇杯本大会2回戦だ。J1の北海道コンサドーレ札幌を相手に、敵地・北海道に乗り込んだ試合。2―2から延長戦にもつれ込み、いわきは延長前半に1点、同後半に2点を追加し、最終的には5―2の大勝で番狂わせを演じた。延長戦の中で、札幌は疲労によりボールを追い切れない場面が見られたのとは対照的に、いわきの選手は足を止めることなくピッチを駆けた。
札幌の指揮官四方田修平(当時)はこの試合を「われわれは終盤まで戦うパワーが残っていなかった。(いわきよりも)先に足が止まってしまった」と話した。チームづくりの方向性が間違っていないことを証明した一戦だった。
選手層の厚みが増したことも大きい。いわきはチームを二つつくり、選手間の競争を激化させた。競争を勝ち抜いた選手によって、チームは理想とする戦い方に近づいた。田村が就任当初に語った「いわきFCの戦う姿勢、在り方を含めたチーム文化づくりを軸にした1年になる」との方針は確実に前進した。
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