いわきFC・大倉社長、スポーツ医療現場語る パネル討論参加

 
パネル討論に進行役も兼ねて参加する大倉社長

 いわきFC(いわき市)を運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長は27日、都内で開かれた第5回ジャパンコーチズアワードでスポーツと医療をテーマにしたパネル討論に出演し、いわきFCの選手を支える医療態勢について語った。

 大倉社長は、表彰に先立ち行われた「選手の命を守り勝利する、スポーツと医療」と題したパネル討論に進行役も兼ねて参加。「チームドクターのほか、常勤の理学療法士、トレーナーを配置し、常磐病院(いわき市)と提携して24時間態勢で選手を支えている」といわきFCの先進性をアピールした。

 登壇したのは、大倉社長のほか、大学ラグビー選手権で9連覇している帝京大ラグビー部監督の岩出雅之氏や昨夏の甲子園を制した花咲徳栄硬式野球部監督の岩井隆氏ら日本一を経験している指導陣4人。岩出氏らは「未来の選手を守るために医療と関わりを持つことは重要」と強調した。

 同アワードはプロ・アマスポーツ指導者の表彰と交流、地位向上を目的とした式典で、全国のスポーツ指導者ら約90人が出席した。いわきスポーツクラブの親会社「ドーム」会長でジャパンコーチズアソシエーション評議員の安田秀一氏が発起人あいさつした。