「前に進んでいる」伝える いわきFCハワイ遠征、大倉社長に聞く

国際大会出場は「いわきFCの世界を全世界で感じてもらうチャンス」と語る大倉社長
サッカーのいわきFCが米ハワイ州で挑む初の国際大会に向けて、チームを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長(48)に大会出場やカウアイ郡長訪問の意義などを聞いた。
―世界でいわきFCをアピールする。
「東日本大震災から7年が経過する中で、被災地のチームが国際大会に出場できるという意味をしっかりと胸に秘めて臨む。全世界に対する支援への感謝の気持ちを持って、いわき市、福島県、東北が『前に進んでいる』ということを伝えたい」
―アメリカのサッカーの印象は。
「一度つぶれたが復活して成功したチームもあり、アメリカのサッカーとかスポーツビジネスの新しいモデルの話を聞きたい。アメリカのサッカーに触れるいい機会」
―いわき市と国際姉妹都市のカウアイ郡を訪問する。
「震災直後の2011年9月に友好協定が結ばれ、姉妹都市になって、具体的なスポーツの交流がなかった。今回をきっかけになにかが生まれれば意義がある」
―有明放送局(いわきFCTVオンデマンド)で全世界に発信される。
「いわきFCの世界を全世界で感じてもらうチャンスだし、どのぐらいの人が興味を持ってくれるか楽しみにしている」