サッカーやスポーツで交流発展 いわき市とハワイ・カウアイ郡

 
ガバリオ郡長にいわき市からの親書を手渡す大倉社長(右)=6日午後7時ごろ(日本時間7日午後2時ごろ)、米ハワイ州カウアイ郡

 米ハワイ州を訪れているいわきFCを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長(48)は6日(日本時間7日)、いわき市と国際姉妹都市を結ぶカウアイ郡を訪れ、清水敏男市長から預かった親書をベルナード・ガバリオ郡長に手渡した。

 親書はチームの訪問で両都市の絆が一層強まるよう期待する文面で、ガバリオ郡長は「サッカーやスポーツを通じてもっと仲良くなりたい」と両都市の交流発展を願った。

 両都市は2016(平成28)年に国際姉妹都市宣言を行い、同市で開かれるいわきサンシャインマラソンに選手を招くなど交流がある。ガバリオ郡長は「サッカーが懸け橋となり、いわきとスポーツや文化の交流を続ける。国際大会では『GO! IWAKI』と応援したい」と約束した。

 大倉社長はいわきFCの選手のサイン入りユニホームとボールを贈り、復興支援をきっかけに強まった両都市の絆を肌で感じていた。

 また、大倉社長らは東日本大震災で同市からカウアイ島に流れ着いた小名浜港湾事務所の長さ約4.5メートルの「ブイ」が記念碑になったポート・アレン港を訪れた。郡庁舎も訪問し、地元サッカー関係者と意見交換した。

 視察には、中村健太いわきFCゼネラルマネジャー、鈴木常雄いわきハワイ交流協会長らが参加した。