いわきFC本領発揮 19歳新戦力が鮮烈デビュー、東北社会人2部

14日に行われた東北社会人サッカーリーグ2部南の初戦を大勝で飾ったいわきFC。後半に大量点を奪い、会津オリンパスには最後まで反撃を許さなかった。いわきは前半15分にFW小野瀬恵亮のヘディングシュートで先制。前半は2点リードにとどまったが、後半に持ち味の攻撃力を発揮。後半だけで7点を奪う圧勝で、昇格後のリーグ戦でも実力を見せた。
吉田篤、勝利に貢献
19歳の新戦力が鮮烈なリーグ戦デビューを飾った。今春、山形商高を卒業し、いわきFCに加入したFW吉田篤志が後半からの出場にもかかわらず、2ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献した。
初の国内公式戦出場だったが「硬さはなかった」と吉田篤。最初の見せ場は後半11分、MF吉田知樹のパスに左足を合わせて初ゴールを決めると、同20分には右サイドから攻め上がり、巧みなフェイントで相手DFをかわし再び左足を振り抜いた。「FWの役割は点を取ること。前へ前へ攻める攻撃ができた」と冷静に振り返った。
前半、チームは22本のシュートを放ったが、わずか2得点。統率された会津オリンパスの守備に決定機を逃す場面が続いた。「自分の役割は、相手の裏に抜け、守備陣を困らせること」。得点だけでなく、積極的な仕掛けは相手守備陣を揺さぶり、途中出場で試合の流れも変えた。
高校時代、進路に悩んだがいわきの充実した育成環境にひかれた。「いわきなら自分は成長できる」と入団を決意。日々のトレーニングや試合のスピード感にはまだ慣れない部分もあるが、懸命に自分の役割を模索する。今の目標は「天皇杯でのベンチ入り」と控えめだが、「試合に出たら得点したい」とそのチャンスを待ちわびる。
- いわきスポーツクラブ、保険で選手支援 先進医療の選択肢提供
- 「カツオのように躍動を」 県漁連が寄贈、いわきFCに15匹
- 大倉社長コラム〈78〉WALK TO THE DREAM 福島ダービー
- 【選手の横顔〈21〉】MF・伊藤 稜馬 幅広いプレーが魅力に
- 熱戦、2点先制も悔しいドロー 写真で振り返るいわきー藤枝戦
- いわきFC痛恨ドロー 藤枝MYFCに2点追いつかれ、首位陥落
- 【試合結果】いわきFC-藤枝MYFC サッカーJ3
- いわきFC敗れる 福島Uが6年ぶり天皇杯、福島県代表決定戦
- 5連覇逃すも白熱プレー、写真で振り返る天皇杯県代表決定戦
- いわき、一発に泣く 天皇杯福島県代表決定戦決勝、福島Uに0ー1