いわきFC、次戦にもV 引き分け以上で、東北社会人2部南

サッカーの東北社会人リーグ2部南は7日、いわき市のいわきFCフィールドなどで第15節の4試合が行われ、いわきFCは8―1で仙台中田サッカークラブ(仙台)に快勝した。
リーグ16戦全勝のいわきは、勝ち点48でリーグ1位。試合がなかった2位のFC.SENDAI(宮城)との勝ち点差を12に広げた。いわきは次戦、引き分け以上で優勝が決まる。
いわきの次戦は14日、山形県鶴岡市の櫛引総合運動公園で、大山サッカークラブ(山形)と対戦する。午後1時30分試合開始予定。
2発の菊池「形増やしたい」
「チャンスはたくさんあった。もっと点が取れたはず」。ホームで8点を奪う快勝にもかかわらず、2得点を挙げたいわきのFW菊池将太に笑顔はなかった。
天皇杯本戦で初戦敗退を喫して以降、チームは全国社会人選手権(全社)優勝に目標を切り替え練習に励んできた。だが大会を約2週間前に控えたこの日の試合。2点を奪った菊池だったが、クロスへの対応などでゴールを決めきれない場面も少なくなかった。「5点は取れたはず。FWとして決める確率を上げないと」と危機感を抱く。
ただ今後への収穫もあった。後半29分、ゴール前で相手DF2人の間に入り、MF早坂翔のスルーパスに反応。DFを置き去りにし、GKと1対1の状況をつくると落ち着いてゴールに流し込んだ。自分の動きから生まれた理想的な攻撃に「こういう形をもっと増やしたい」と手応えを口にした。
決定力には満足していないが、動き出しの感覚はつかんだ。「攻めの形はつくれている。後は最後の精度を上げるだけ」と菊池。全社の舞台でチームを勝利に導く得点を挙げるため、チーム屈指のストライカーは残された時間でさらなる成長を目指す。
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