【コラム】WALK TO THE DREAM-36 天皇杯県代表決定戦

 

 いわきスポーツクラブ・大倉智社長

 ◆本県サッカー盛り上げ

 5月12日午後1時から、福島市のとうほう・みんなのスタジアムで天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権県代表決定戦が行われる。いわきFCとしては4年連続の決定戦進出であり、3年連続の天皇杯出場切符を賭けてピッチに立つことになる。

 相手はJ3の福島ユナイテッドFC。4年連続の顔合わせとなった。Jヴィレッジの再開を記念して2月24日に同施設で行われた福島ダービーマッチでは勝たせていただいたが、ユナイテッドさんが監督の交代や合宿中だったという事情もあり、今回の参考にはならない。昨年同様、難しい試合になると覚悟している。あくまでチャレンジャーという気持ちで戦いたい。

 福島ユナイテッドFCは歴史のあるチームであり、本県のサッカーを引っ張ってきた存在だ。そのチームを相手にいいゲームを行うことは、福島のサッカーを盛り上げていくことにつながるし、来場してくれるお客さまにも感動してもらえるはず。さらには、われわれが掲げる「ワクワクできる場づくり」や「新しい価値づくり」にも結び付いていく。格上のチームに対しておこがましいが、今後も切磋琢磨(せっさたくま)することでいいライバル関係になれるよう頑張りたい。

 見どころの一つは、昨年まで福島ユナイテッドFCに所属していたMF前田尚輝の戦いぶりだろう。私も経験があるが、かつての所属チームとの試合では「成長した姿を見せたい」とテンションが上がりがちになる。空回りしないよう試合に臨んでほしい。

 天皇杯は歴史ある大会。「日本一」にもつながる戦いで、いわきFCにとっては絶好の力試しの場だ。代表決定戦に勝ち、全国の舞台に立つという思いをサポーターと共有していく。応援よろしくお願いします。

 おおくら・さとし 川崎市出身。早大商学部卒。現役時はJリーグの柏レイソルやジュビロ磐田などでFWで活躍。引退後はセレッソ大阪チーム統括ディレクター、湘南ベルマーレGM、社長などを歴任し、2015年12月から現職。49歳。