いわきFC失点で目覚め 攻撃的なサッカーに、東北社会人1部

サッカーの東北社会人リーグ1部は14日、盛岡市のいわぎんスタジアムなどで第9節5試合が行われ、いわきFCがFCガンジュ岩手に8―1で大勝した。いわきは引き分けを挟んで開幕8連勝、リーグ首位を維持した。
いわきの次戦は21日、いわき市のいわきFCフィールドで「東日本大震災復興支援マッチ」と銘打ち、コバルトーレ女川と対戦する。午後1時キックオフ予定。
◆切り込んだ熊川決めた
いわきFCのDF熊川翔の勝ち越し弾が、チームを勢い付けた。前半19分、敵陣深い位置からの角度を付けたクロスが直接ゴールを捉えた。「ラッキーだったが味方が活気づいて良かった」と笑顔を見せた。
いわきは立ち上がりからボールキープを意識しすぎ、持ち味のダイナミックなプレーが影を潜める。すると前半7分に今季リーグ戦初の失点。熊川は「声掛けが少なく、ポジショニングも悪かった」と振り返る。
失点後は最終ラインを高く保つ、普段通りの攻撃的なサッカーに。勝ち越しゴールは同点に追い付いた直後、熊川の俊足から生まれた。ドリブルで敵陣を急襲。足先とボールのタイミングが合わずにゴール前のクロスがずれると、結果的にGKの手をかわしてゴールとなった。「攻めのサッカーをしようとした結果だったと思う」と熊川。チームは逆転の勢いそのままに、後半も5点を挙げてその力を見せつけた。
チームは無敗を続けるが、前半の早い段階での失点は課題。「一人一人がゲームに集中し、試合に臨むことが大切」と熊川は気を引き締める。
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