いわきFC、将来見据えファン拡大へ カンファレンスで大倉社長

 
いわきFCの未来へサポーターの協力を求めた意見交換会

 いわきスポーツクラブは21日、いわき市常磐上湯長谷町のドームいわきベース内DNSパワーカフェでサポーターと意見交換し、より多くの市民を応援の輪に巻き込んでいくためのクラブの考え方を伝えた。

 サポーターの声を聞くため、同クラブが年1回行っているクラブカンファレンスで、いわきFCファンクラブ「LOVEIWAKI」会員約70人が参加した。クラブ側は大倉智社長・総監督、田村雄三監督、岩清水銀士朗COO・マーケティング本部長が出席した。

 大倉社長は、近い将来のJ3参入を見据えたスタジアムについて、市と実施した整備・運営の可能性調査を「ある程度想定内」とした上で、「産業が増えれば人が増える、人が増えればスポーツを楽しむ人が増える。スタジアムだけの話ではなく、経済的、社会的な効果も考えて議論していく」と話した。

 また、「成功のためには賛同してくれる人をどれだけ増やすか。ステージが上がれば人が増えるとは思っていない。皆さんの力を借りたい」と理解を求めた。