【コラム】WALK TO THE DREAM-40 アカデミー

 

◆全員が輝く育成モデル 

 いわきFCのU―18(18歳以下)チームに来春から参加する選手を選抜する「第3回コンバイン」が始まった。7月初旬、ゲーム形式とフィジカルテストによる2次選考を行った。

 今回のコンバインの特徴は、選考基準に学業成績を盛り込んだこと。トップチームの下部組織であるアカデミーでは、サッカーだけでなく学業でも達成感や継続する力を育むシステムを採用している。アカデミーでサッカーに打ち込みながら、進学先は学業成績で決める。そんな子どもたちを育成することを目的に、応募資格を中学2年3学期での主要5教科の評定平均が3.0に達している男子に絞った。

 アカデミーが目指すのは文武を兼備した選手の育成だ。経験上、勉強と運動を両立させる姿勢を持った子どもの方がサッカーの実力も伸びる。基準をクリアした子どもたちは、可能な限りU―18に上げたいと考えている。

 子どもたちの可能性はさまざまだ。サッカーで伸びる子もいれば、別な進路で輝く子もいるはず。既存の選抜型ではなく、全員がそれぞれの方向性で成長できる仕組みを盛り込んだ育成モデルとして「マルチキャリアパスウェイ」という概念を打ち出したのは、みんなが幸せになれるアカデミーでありたいという思いからだ。

 そのアカデミーで成長した先にあるべき姿が「ザ・スマートアスリート」。勉強にもサッカーにもしっかり取り組んだ上で、人間性にも優れたアスリート像だ。アカデミーで育った子どもたちが全員、トップチームの選手になれるわけではない。サッカー以外の進路を選ぶ子どもたちの将来にも役立つアカデミーづくり。これは、「スポーツを通じて社会価値を創造する」といういわきFCの理念そのものでもある。

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