【コラム】WALK TO THE DREAM-41 東北社会人1部

 

いわきスポーツクラブ・大倉智社長

◆初戦の勝利、流れつかむ

 今季の主戦場の東北社会人リーグ1部では、想定していた通り、強いチームと白熱した試合が続いている。今年獲得した選手たちも活躍し、チーム力は昨年より確実にレベルアップ。ここまでの戦いには十分満足している。

 リーグのレベルが上がったことで、守りに入られた時にどう点を取りにいくか、カウンターによる失点をいかに防ぐかなど隙のない試合運びが求められる。課題はまだまだあるが、一試合一試合学びながら戦っている。選手たちには自分自身の課題にいかに取り組むか、高い意識を持っていけるかが求められている。

 ここまでのポイントとなる試合としては初戦のコバルトーレ女川戦が挙げられる。同チームは昨年日本フットボールリーグ(JFL)で戦った強豪。選手が緊張で固くなってしまい、内容的には良くなかったこの試合を勝てたことで流れをつかめた。昨年、同リーグ優勝チームのブランデュー弘前FCをホームに迎えた第2節はスコアレスドロー。この2チームはやはり強い。

 大差での勝利が多かった昨年までと違い、なかなか点が取れない展開をどう打開するか。この経験が10月の全国社会人サッカー選手権(全社)など大きな大会に向けて生かされるだろう。毎週必ず試合があるというリズム感も、チームにいい刺激を与えてくれている。

 18日の弘前FC戦は、リーグ戦の行方を占う大事な試合になる。7月29日に山形県で行われた全社東北代表決定戦では5―1と大差で勝ったが、内容的に圧倒していたわけではないし、本来はここまで差が付くチームではない。連戦での疲労などが原因とみている。JFL昇格を見据えるチーム同士、どう戦うか。アウェーでの試合になるが、サポーターの皆さんと一緒に戦っていきたい。

 おおくら・さとし 川崎市出身。早大商学部卒。現役時はJリーグの柏レイソルやジュビロ磐田などでFWで活躍。引退後はセレッソ大阪チーム統括ディレクター、湘南ベルマーレGM、社長などを歴任し、2015年12月から現職。50歳。