【コラム】WALK TO THE DREAM-42 健康づくり

 

いわきスポーツクラブ・大倉智社長

◆運動不足解消お手伝い 

 11日から、いわきFCのトレーニングメソッドに基づいたトレーニングプログラム「いわきFCサーキット」が始まる。正しいトレーニングによって身体機能を向上させ健康づくりにつなげてもらうことが目的だ。

 プログラムを企画したきっかけは、小学生以下の子どもたちを対象とするいわきスポーツアスレチックアカデミー(ISAA)。子どもたちの基本的な運動能力の向上を目指した活動だが、子どもだけでなく、地域全体の運動不足解消にも貢献したいという考えからスタートしている。

 現在、スポーツと食、医療の3テーマを結び付けた健康づくりプロジェクトの準備を進めている。すでに実施しているヨガや健康教室、ヘルスケアと同じく「スポーツ」の枠組みにサーキットを組み込み、運動と疎遠になりがちな中高齢者層が運動習慣を身に付けるきっかけづくりにつなげる。

 トレーニングコーチは、田村雄三監督をはじめ、いわきFCの指導者が担う。男女各20人のチームトレーニングを通じて一体感や達成感を味わってもらうことも目的の一つだ。7月に開催した体験会の参加者からは「すごく楽しかった」という感想が寄せられた。

 いわきFCパークには、「食」を支えるいわきFCステーションや、「医療」を担ういわきFCクリニックも完備している。栄養講習会開催やスポーツによるけがのケアなど、このプロジェクトを通じて総合的に参加者の健康づくりをお手伝いできると考えている。

 いわき市をはじめ、福島県の健康指標は全国平均より悪いと聞く。これらの活動を通して、われわれのようなスポーツ団体が県民の健康づくりに貢献できる意義は大きい。しっかり取り組んでいきたい。

 おおくら・さとし 川崎市出身。早大商学部卒。現役時はJリーグの柏レイソルやジュビロ磐田などでFWで活躍。引退後はセレッソ大阪チーム統括ディレクター、湘南ベルマーレGM、社長などを歴任し、2015年12月から現職。50歳。