いわきFC、初戦競り勝つ 全国社会人サッカー

 
【いわき―浦安】浦安とのPK戦を制し、喜ぶいわきイレブン=12日、鹿児島県志布志市しおかぜ公園

 サッカーの第55回全国社会人選手権(全社)は12日、鹿児島県志布志(しぶし)市などで開幕した。初日は1回戦16試合が行われ、東北代表のいわきFC(東北社会人リーグ1部)は同市しおかぜ公園で、ブリオベッカ浦安(千葉、関東リーグ1部)と対戦、2―2の同点で迎えたPK戦を制し、初戦を突破した。

 いわきは13日、同公園でChukyouniv.FC(愛知、東海社会人リーグ2部)と2回戦を戦う。午後1時30分試合開始予定。

 PK戦制し「ほっとした」

 同点で迎えたPK戦。いわきの5人目、DF按田頼が放ったシュートがゴールに決まると、イレブンが歓喜の輪をつくった。「負ける気はしなかったが、勝ててほっとした」とGK坂田大樹。薄氷を踏む戦いの末に初戦を勝ち抜き、いわきが2回戦に駒を進めた。

 相手は関東リーグ1部4位の浦安。前半こそ押し気味に試合を進めたが、1点リードで迎えた後半は一転、ピンチの場面が増える。攻撃も徐々に単調になり追加点を奪えない。後半32分には痛恨の失点で同点。なんとかPK戦で勝利を手にしたものの、田村雄三監督は「勝たなくてはいけない、という状況で勝ち急いでしまった」と反省を口にした。負けたら終わりのトーナメントで、チームの本来の力を発揮できなかった。

 一方で収穫もあった。今季は多くの新加入選手が加わり、全社未経験の選手も多く出場。苦しみながらも手にした勝利に坂田は「他地域の社会人と戦うことが今後につながる。初戦を勝てたことは大きい」と強調する。日本フットボールリーグ(JFL)昇格が懸かる11月の全国地域チャンピオンズリーグ(地域CL)に向け、全社は腕試しの場となる。連日続く強豪との戦いを乗り越え、いわきが初の全社タイトルを狙う。

 左足で鋭いシュート

 いわきのMF金大生が前半32分、利き足と逆の左足で鋭いミドルシュートを放ち、追加点を奪った。「シュート練習を繰り返してきた成果が出た」と充実感をにじませた。

 得点に絡む機会を増やそうと、左足でシュートする練習を繰り返してきた。この日はパスを受けて中央へのドリブルを仕掛け、DF陣の間のシュートコースを狙って左脚を振り抜いた。

 武器である豊富な運動量に、ここ最近は決定力も加わりつつある。「持ち味を生かしたプレーで勝利に貢献したい」。次戦を見据えた。

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