【コラム】WALK TO THE DREAM-46 台風19号

 

 ◆いわきスポーツクラブ・大倉智社長

 ◆被災地の支援続けたい

 10月12日に発生した台風19号と同25日の豪雨による被災地では復旧に向けた活動が続いている。いわきFCとしても、家屋の片付けや泥の撤去、物資の搬入など、被災された皆さんの力になるべく支援活動を行っている。

 13日は全国社会人サッカー選手権大会(全社)のために鹿児島県にいたが、いわき市の断水の情報に接して、いわきFCパークの開放を決めた。同日からジムエリアやアカデミーのシャワールームを開放、水も自由に持ち帰っていただけるようにした。断水が一段落した25日まで、1日平均約400人が利用した。

 全社終了後にスタッフで話し合い、被災地への支援活動を決めた。被害が大きかった平窪地区で親族が被災したスタッフからの情報を基に18日、同地区のお寺への物資運搬作業を手伝った。20日には親会社ドームの社員を含めた約30人で、氾濫した夏井川沿いの住宅2軒の片付け作業に取り組んだ。

 23日には選手も加わり、市内の避難所でアンダーアーマー製品約2千点を配布。スタッフによる被災家屋の後片付けは25日の豪雨被害後の30日も継続した。

 浸水した平窪地区は想像以上に大変な状況だった。被災者の中には、東日本大震災の津波被害と今回の水害を両方経験した方もいた。現地で話を聞くうち、ほんの1時間でもお手伝いすることが被災された方の力になることを知った。とにかくできる範囲内で支援活動を続けることが重要だと感じた。

 いわきFCは、元々地域のために存在しているようなクラブ。被災された方々を手伝うことに理由も打算も必要ない。選手をはじめ、若いスタッフはパワーもある。要望があれば、今後も支援活動を継続していきたい。