いわきFC申請「Jリーグ百年構想クラブ」 新たなステージへ

 

 日本フットボールリーグ(JFL)昇格を確実にしたいわきFCを運営するいわきスポーツクラブが、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に「Jリーグ百年構想クラブ」認定を申請したことが1日、分かった。同社が設立以来掲げるスポーツを通した社会価値の創造実現に向けた「復興から成長」への新たなステージの足掛かりとして、将来のJリーグ入りが近づいた。

 福島民友新聞社の取材に対し、大倉智社長は「スポーツで地域を元気にするために必要なことをする。サッカーもその一つで、熱狂空間をつくるのに必要な手続き」と話した。

 百年構想クラブの認定は、5日にも正式決定するいわきのJFL昇格の先を見据えたさらに上のカテゴリー「J3」参入のため前提条件。今後、大倉社長への聞き取りや地域との協力関係調査が進められ、受理から90日以内に通知される見通し。

 JFLは、いわきのようなJ参入の意思を示すチームと、成績が上位でも参入意思のないチームが入り交じる全国のアマチュア最高峰リーグ。大倉社長は「ビジョン達成はまだ道半ば」とし、理念達成のために上のカテゴリー(J3)への挑戦権を準備しておくために必要な手続きと捉える。