「わくわくする熱狂空間を」 いわきスポーツクラブ・大倉社長

 
新たなステージへの思いを語る大倉社長

 JFL昇格が正式に承認されたいわきFCを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長は5日、東京都内で取材に応じ、新たなステージへの思いを語った。

 ―今の心境は。
 「ほっとした。スポーツを通じて地域に貢献する、結果的に日本を元気にするというビジョンを忘れずに階段を上ってきた。その思いとチーム力の結果。スポーツで社会を豊かにする一つの手段として、サッカーを見てわくわくする熱狂空間を生み出したい」

 ―どう戦っていくか。
 「魂の息吹(いぶ)くフットボールを積み重ねるだけ。そのぶつかり合いを見た観客に面白いと思ってもらえればいい。JFLに新しい風を吹かせたい」

 ―サポーターや市民、県民へ伝えたいことは。
「震災をきっかけにできたチーム。台風19号もそうだが、元気をもらった、助かったと言ってもらえる。それがわれわれの存在意義でもある。多くの人に応援してもらった全国地域チャンピオンズリーグ(地域CL)の光景は4年前には想像できなかった。あの光景をもっと広げたい」