【コラム】WALK TO THE DREAM-50 JFLに向けて

 

◆いわきスポーツクラブ・大倉智社長

◆速さと力強さに磨きを

 日本フットボールリーグ(JFL)優勝とJ3昇格を目指す今季のチームテーマをSPEED(スピード)と決めた。速さと力強いプレースタイルに磨きをかけ、観客を興奮させ、夢や理想を実現できるようなプレーを心掛けていく。

 チーム編成は過去最少の24人だが、J3に昇格するための戦力は十分整っていると思う。発足以来、意識的に一つ上のカテゴリーを勝ち抜ける戦力をつくってきた。つまり、今季は「J3で上位に食い込み、J2昇格争いができる」戦力でJFLを戦うことになる。

 少数精鋭で戦うJFLは全30試合。全国が舞台で長距離移動も伴い、調整も大変になるが、誰が出てもチーム力が変わらない体制をつくり上げる。チーム内の激しい競争を勝ち抜いた選手がピッチ上で戦うことになる。

 3月15日の開幕まで2カ月弱。昨年まで行っていたハワイでのキャンプは行わずに、いわき市内をベースに調整を行い、県内外で練習試合を重ねることになる。

 19日に開いた新体制発表会では「『WE PLAY ON』人の心を揺さぶる魂の息吹(いぶ)くフットボール」というクラブ方針を示した。東日本大震災を契機に誕生したクラブとして、見る者に勇気や元気を与えられるプレーを通して、いわき市と双葉郡をはじめ、浜通り、本県、そして東北が前進していることを全国に発信したいという思いを込めた。実現に向け、チームのクオリティーやパワーをさらに向上させていきたい。

 いわきFCが掲げるビジョンは「スポーツを通じて社会価値を創造する」こと。地域と一体となって人づくりやまちづくりを進め、ビジョンの実現に向けまい進していきたい。その結果としてJ3昇格を果たすことができればいい。

 東日本大震災から10年目のシーズンを全国で戦うチームを見守っていただきたい。