いわきFC集客見通し確認 Jリーグ専務聞き取り、百年構想申請

 
ヒアリング後、報道陣の取材に応じる木村専務理事

 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の「Jリーグ百年構想クラブ」認定を申請しているいわきFC(日本フットボールリーグ・JFL)などは6日、いわき市でJリーグからヒアリングを受けた。25日の理事会で認定の可否が決まる。

 百年構想クラブ認定はJFLからJ3へ参入するための前提条件で、Jリーグが現在、審査を行っている。

 この日のヒアリングでは、Jリーグの木村正明専務理事が清水敏男市長と小池征県サッカー協会長、いわきを運営する大倉智いわきスポーツクラブ社長に聞き取りを行い、クラブ経営やスタジアムなどの整備状況、行政との連携、集客拡大の見通しなどを確認した。

 ヒアリング後に取材に応じた木村専務理事は、いわきに約200社のスポンサーがいる点などを評価した上で「将来的にJリーグへ昇格するためには、いわきは人気や金銭面、スタジアムなどがJレベルからまだ大きく離れている」と今後の課題を指摘した。

 大倉社長は「お金を払っても見に行きたい、と思えるチームをつくっていきたい。人と会う機会を増やし、『試合を見に来てください』と呼び掛けたい」と語った。

 また清水市長は「市として、全面的にチームを後押ししていきたい」とコメントした。