今季日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）で戦うサッカーいわきＦＣは２２日、いわき市の赤井嶽薬師常福寺で必勝祈願した。「１年でＪ３昇格」を掲げるチームは全国を舞台に躍動を誓った。

　チームは、２０１６（平成２８）年の本格始動から、同寺に必勝祈願に訪れている。チームを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長、田村雄三監督、選手、スタッフら約４０人が参加。上野宅正住職が護摩祈とうを行った。

　大倉社長は「サッカーで『復興から成長』を後押ししてきたが、今度は全国に発信していきたい」と話した。

　田村監督は「年間を通して課題を克服しながら成長していく。全力でリーグを戦い抜き、シーズンを終えた時に結果がついてくればいい」、平沢俊輔主将は「引き締まる思い。チームの約束事や戦術を高めて開幕戦に臨みたい。いわきの名を全国にとどろかせる」と意気込んだ。

　いわきの今季初公式戦のＪＦＬ開幕戦は３月１５日、奈良市のならでんフィールドで奈良クラブと戦う。

　ホーム開幕戦となる第２節は同２２日、いわき市のいわきグリーンフィールドでヴェルスパ大分と対戦する。福島民友新聞社のプレゼンツマッチとして、来場者５千人を目指す。いずれも午後１時開始予定。